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The Japan Times (日本語訳)

通常の歯科医療を超越した治療

歯科医師の主な仕事といえば、虫歯の治療や口腔内に関する症状を処置することであると思われるだろう。もちろん、新神戸歯科医院院長、藤井佳朗もそうである。しかし、藤井医師は他にも患者の体のバランス不調や頭痛、めまいを治療することに力を入れている。

 藤井医師は、顎を閉じたときの上下の歯の噛み合わせなどを適切に調整する咬合治療におけるエキスパートである。不規則に並んだ歯の凹凸などにより生じる不平衡な咬合は、姿勢やバランスを悪くするだけでなく、肩やその他の筋肉の凝りの原因の一つと考えられている。他の多くの歯科医のように、藤井医師は歯科大学を卒業したあと様々な歯科医院で働き、2000年10月に神戸で新神戸歯科医院を開業した。

 他の歯科医院同様、新神戸歯科医院では、歯科医が通常に対処する虫歯なども治療するが、藤井医師の専門は主に「歯の噛み合わせ」であり、日本全国・諸外国をまわり、関連分野に携わる人々や若い歯科医師たちに経験談などを講演している。
藤井医師はまた、より多くの一般大衆の人々にも「歯の噛み合わせ」に関する意識を高めてほしいと考え、著書も執筆している。特に整形外科系やカイロプラクターたちは、噛み合わせについてよく学んでおく必要があるという。なぜなら、歯の噛み合わせの悪さが原因として起こりうるような症状を持つ患者は、まず整形外科やカイロプラクターを訪れる傾向があるためである。そして、"もし彼らがそういった患者さんたちの症状を改善させることができない場合は、ずれた噛み合わせが症状を引き起こしているかもしれないと考えることができる、"という。しかし、あるとき、藤井医師は、いくつかの臨床経験を重ね、歯の噛み合わせを治療するだけでは患者さんの症状を完全に治すことはできないことに気付いた。そして、歯の詰め物が電磁波を集めるアンテナとして機能し、体の不調に繋がってくることを突きとめたのである。近年、人々は、携帯電話の使用が急速に広がったこともあり、電磁波の危険にさらされる状況が劇的に増えたといえる。長時間、過剰に電磁波を浴びた場合、神経器官などにダメージを与え体のバランス不調やめまいなどを引き起こすことが知られている。
携帯電話から発せられる電磁波の健康への悪影響は、世界中の保健機関が指摘している。世界保健機構(WHO)は、携帯電話の電磁波はヒトへの発がん性を有する可能性があることを国際がん研究所がつきとめた、とウェブサイト上で述べているという。
 しかし、今や携帯電話は現代人の生活にとって必要不可欠なコミュニケーションツールとなっているため、電話の使用を厳しく制限することは困難である。問題は、厚生労働省や歯科関連業者が、歯に充填している不健康な材料の使用への規制を変更したがらない点にある、と藤井医師は指摘した。"現在の歯科業界関係者らが、歯の充填に使われる材料が電磁波を集めてしまう、というような不利な情報を認めたくないのは、歯科医たちが人の健康に悪いものを使用していると考えたくないためであるという。それでも、その事実を認めている歯科医も少ないながら存在しているが、厚生労働省は、依然として「電磁波によって病気が起こるという考え方は科学的根拠に乏しい」と主張しているという。

 藤井医師が患者の電磁波過敏度を診断する方法の1つは、立っている患者にむけて携帯電話を近づけてゆく、というもので、来院した患者5人に1人はその実験によってバランス感覚を失ったという。そのような患者について、藤井医師は、電磁波を集めない種類の詰め物に変えることを薦めている。金、あるいはそれに似た材料は、通常は健康保険でカバーされていない。しかし、そのような、高価ではあるが体に合った材料を使用し、生活の質を向上させ喜んだ患者さんの笑顔を見てきていると述べている。

 例えば、藤井医師の治療風景を紹介したビデオ映像の中には、歯の詰め物を変える前にはまっすぐに歩けなかったが、治療後にしっかり歩くことができるようになった高齢の女性患者がいる。藤井医師は、これまでに5冊の著書も出版しており、そのうちの1つで2010年4月に発表されたタイトルは "歯科からの電磁波対策:携帯電話は体に悪いのか?"というものである。
歯の詰め物に使用される最悪の材料の1つはアマルガムで、水銀と他の金属との反応によって形成される物質である。アマルガムは日本の法律では毒物に分類され、電磁波を収集する。はじめは柔らかく、時間を経て硬くなるので加工が容易であるという理由から、未だ歯の詰め物として使用されている。しかし、健康保険で適用されうる歯の詰め物の中にも、電磁波を集積しにくいものもあるため、さほど高額でなくとも患者の症状を改善させる見込みもあるが、それらの処置をするためには、金属の選び方など、ノウハウが必要になってくる、とも述べられている。藤井医師が各地で講演する理由は、より多くの歯科医師たちにそのノウハウを伝えるためである。また、医師は口腔内の治療に関して年間50回に及ぶ講演をしているが、その中には、電磁波の危険性を警告するものもある。そして、それはまだ今後も続くのである。

          "未だ解決にはほど遠いが、気付かせる努力を続けている"

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